アブダビの美しい新名所は宮殿⁉
アラブ首長国連邦(UAE)の首都、アブダビは美しい建物や海、砂漠など多くの観光資源に恵まれており、見るべき場所がたくさんあります。
中でも多くの人が訪れるのがシェイク・ザイード・グランド・モスクやエミレーツ・パレス、ルーブル・アブダビといった施設だと思います。
実際、どの場所も素晴らしいのですが、これらの場所に全く引けを取らない素晴らしい名所がもう1つあります。
それが大統領官邸を兼ねる宮殿、カスル・アル・ワタン(Qasr Al Watan)です。
5年ほど前に公開されたばかりで、まだそれほどの知名度は無いかも知れませんが、信じられないほどに豪華で素晴らしい建物です。
UAEで一番見るべき名所としてカスル・アル・ワタンを挙げる人も少なくありません。
今回は壮麗な白い宮殿、カスル・アル・ワタンを紹介します。
カスル・アル・ワタン
カスル・アル・ワタン(Qasr Al Watan)は、アブダビ市内のアラビア海に面する一角に建てられており、アラブ首長国連邦の大統領及び副大統領が執務する官邸、ならびにアブダビ首長国の皇太子の官邸を兼ねる宮殿となっています。
日本の首相官邸と赤坂迎賓館が一緒になったような施設と考えればよいでしょうか。
2019年3月から一般にも公開され、その壮大な建築美と豊かな文化が訪問者を魅了し続けています。
白を基調とした外装は威厳と洗練された美しさを兼ね備え、内装は美しく絢爛豪華な空間となっています。
アブダビに来たなら訪れるべき場所です。
・名称 カスル・アル・ワタン(Qasr Al Watan)
・住所 Al Ras Al Akhdar,Abu-Dhabi
・公開 2019年3月
・時間 10:00〜17:00
・公式ホームページ
アクセスと訪問情報
カスル・アル・ワタンは、アブダビ中心部のセントラル・バス・ステーションからバスで30分ほどの距離にあります(料金は2AED)。
タクシーだとバス・ステーションから約15分です。
アブダビを代表する名所の1つ、エミレーツパレスと敷地的には近く、距離的には歩いても行けるくらいの場所なのですが、入口は広い敷地を大きく回り込んだ所にある上にどこに受付があるにかも分かりにくいため、タクシーやバスで移動する事をお勧めします。
特に夏は気温が50度近くまで上がる地域ですので、慎重に行動して下さい。
事前予約をおすすめします
カスル・アル・ワタンの開館時間は10:00から20:00までです。
年中無休ですが、イベントや会議等で臨時休館することもあるため事前にスケジュールを確認しておきましょう。
訪問には事前にインターネットで予約をする必要があります。
実際には予約なしでも入館できたとの話もありますが、登録しなければいけない項目も多いので事前に予約を済ませておいた方が断然スムーズです。
入館料金と予約方法
カスル・アル・ワタンの入場料は大人が60AED.子供が30AEDです。
公式ホームページにアクセスして【Book】を押して予約ページに飛びます。
氏名、国籍、ID(パスポート番号)、メールアドレスなどの個人情報を登録して登録すると決済ページに飛ぶのでクレジットカードで決済します。
完了すると登録したアドレス宛てにメールが届かます。
メールに添付されたPDFについているQRコードが入館チケットになります。
荷物のチェックがあります
バスやタクシーなどでカスル・アル・ワタンに着いたら、まず標識を頼りにゲストセンターの建物に向かいます。
ゲストセンターはほぼ入館受付のための建物で、しっかりはしていますが、豪華絢爛な雰囲気はありません。
あれこんなものかと思ってしまうかも知れませんが、振り幅を大きくするための「ワナ」ですので気をつけて下さいww。
ゲストハウスの受付カウンターでQRコードを見せてチェックを済ませたら荷物などのセキュリティチェックを受けます。
チェックを済ませたら内庭に無料の専用バスが停まっているので乗り込みます。
宮殿まではこのバスで向かう流れになっています。
送迎バスで宮殿へ
バスは敷地内を数分掛けて宮殿の入口に到着します。
バスを降りた後は基本的に自由行動なので外を歩いて周るのもよいし、建物の中に入っても構いません。
王道は宮殿の正面をバックに写真を撮ってから中に入るパターンです。
品格ある白で統一された外観
カスル・アル・ワタンの外装は白で統一された建物で上部にはドーム状の屋根が幾重にも連なっています。
アーチや扉など1つ1つのパーツがとても大きく、それでいて緻密な装飾が施されていて、品格を醸し出しています。
この上なく上品で、高級感のある建物です。
宮殿内部の圧倒的な美しさ
大きな扉から宮殿の内部に足を踏み入れると、今度は内装の壮大さと精巧なデザインに圧倒されます。
高い天井、広々とした室内、そして細部にまでこだわった装飾は息をのむ美しさです。
白を基調にしながらも至る所が贅沢に金装飾を施されており、どちらが基調なのかわからないほどです。
それでいて下品な感じは全く無く、イスラム文化を取り入れた統一間のある空間が続いています。
美しい図書室
館内には約5万冊の書籍を収める図書室もあります。
本を読むことはできませんが、貴重な蔵書が天井まで美しく積み上がった棚は一見の価値があります。
トイレも豪華です
全てが豪華な建物はトイレだって手を抜きません。
エミレーツパレスのトイレも見たことが内ほどにゴージャスですが、同等かそれ以上です。
金や宝石で装飾されている訳ではないですが、落ち着いた内装ながらも高級感しか感じません。
個室も人が住めそうな位ゆったりしています。
ナイトショーもあります
カスル・アル・ワタンでは夜になると、宮殿をライトアップして光のショーも開催されます。
プロジェクション・マッピングを交えたショーは昼間とはまた違った味合いを醸し出します。
定期的に開催されるイベントと展示会
宮殿では、アラブ文化や芸術に焦点を当てた特別なイベントや展示会が定期的に開催されます。
これらのイベントは、地元の人々や国際的な観光客にとって、アラブの豊かな文化遺産を深く理解するための絶好の機会です。
まとめ
カスル・アル・ワタンは単なる観光地ではなく、アラブ首長国連邦とアブダビ首長国の政治や外交の核となる施設でもあります。
その圧倒的な建築美と文化的価値は、訪れる人に強いインパクトを残し、UAEの豊かさを印象付けます。
アブダビを訪れる際には、是非この宮殿を訪れて、その壮大な美しさを確かめてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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